コーンビームCtとは?医科用との違い・被曝量・費用と保険適用の真実
コーンビームCtとは?医科用との違い・被曝量・費用と保険適用の真実の真相について、最新情報を基に徹底解説します。
歯科医療で用いられる歯科用3次元X線CT(コーンビームCT)は、総合病院などに設置されている大型の医科用CTとは根本的な仕組みが異なります。名称の由来でもある「コーンビーム(円錐状のX線束)」を照射し、対向する平面検出器(FPD:フラットパネルディテクタ)で受光しながら、患者の周囲を1回(約180度〜360度)旋回するだけで撮影が完了する点が最大の特徴です。
医科用CTが扇状(ファン状)の細いX線を何重にもスライス状に照射しながららせん状にスキャンする(マルチスライスCT)のに対し、コーンビームCTは1回の照射で直方体や円柱状の立体データ(ボリュームデータ)を一括取得します。このコーンビームCTの原理により、装置自体の小型化と撮影の高速化が実現しました。
また、画像の精細度を示すボクセルサイズ(3次元ピクセル)において、医科用CTが一般的に0.5mm〜1.0mm程度であるのに対し、歯科用コーンビームCTは0.075mm〜0.2mmという極小単位での描写が可能です。硬組織である歯や歯槽骨の微細なヒビ(マイクロクラック)や極小の根管を見逃さない超高精細画像を得られる理由がここにあります。