「およよ」の意味と元ネタは?桂三枝のギャグとオヨヨ事件の真相に迫る
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「およよ」という言葉を辞書的に捉えると、予期せぬ出来事に直面した際や困惑した際に発せられる「驚き・戸惑いを表す感嘆詞」に分類されます。「おや?」や「あらら」と同系統のニュアンスを持ちながら、どこか脱力感を伴う独特の響きが特徴です。
この言葉が日本人の共通言語として定着した背景には、1970年代のテレビカルチャーが大きく寄与しています。当時、若者向けバラエティ番組『ヤングおー!おー!』などで若き日の桂三枝(現・六代 桂文枝)が、困った表情を浮かべながら首をかしげ、「オヨヨ〜」と声を漏らすリアクションを披露し、爆発的なブームを巻き起こしました。これが一般に広く認識される「昭和の流行語としてのおよよ」の直接的な起爆剤です。
しかし、言葉の発生源そのものを辿ると、テレビ以前に活字の世界でこの言葉を世に送り出していた人物が存在します。それが作家の小林信彦です。小林は1970年、雑誌連載としてナンセンススパイ怪奇小説『オヨヨ島の冒険』(のちの『オヨヨ大統領』シリーズ)を発表し、神出鬼没の怪人物「オヨヨ大統領」を生み出していました。つまり、元ネタの正体には「文芸発のキャラクター名」と「テレビ発の一発ギャグ」という二重の構造が存在しているのです。