人形町が誇る肉の聖地、すき焼日山が守り抜く門外不出の極上牛

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多くの名店と呼ばれる日本料理屋やすき焼き店と、この店を決定的に隔てている要素がある。それは母体である株式会社日山が、日本屈指の食肉卸売業を手がけているという事実だ。創業者である日山善次郎が築き上げた独自の哲学と鑑識眼は、1世紀以上の歳月を経た現在も完全に受け継がれている。

銘柄やブランド名だけに踊らされることは決してない。松阪牛や米沢牛といった有名産地の看板ではなく、牛一頭一頭の血統、脂の質、赤身の張り、筋肉のキメ細やかさを職人が直接指先と眼で確かめ、枝肉の状態で競り落とす。市場で最も状態の良い最高ランクの雌牛が、真っ先に自社の解体場へと運ばれるのだ。仲介業者をいくつも挟む一般的なレストランでは絶対に真似のできない、食肉卸直営ならではの独自仕入れ裏ルート。これこそが、日山の肉が常に群を抜いて瑞々しく、融点の低い極上の脂をたたえている理由である。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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