なぶるの漢字表記と由来を解明!「嬲る」の成り立ちと方言の真相
なぶるの漢字表記と由来を解明!「嬲る」の成り立ちと方言の真相を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
「嬲る」を語る上で欠かせないのが、対概念として存在する「嫐る(うわなる・なぶる)」という漢字の存在です。「嬲」が男2人に女1人であるのに対し、「嫐」は女2人に男1人という逆の配置を取っています。
文字の配置が変わるだけで、内包される感情の質や行動のベクトルは大きく変化します。「嫐る」は一人の男性を巡って二人の女性が激しく嫉妬し合う、あるいは後妻(うわなり)が先妻(こなみ)と争う「後妻打ち(うわなりうち)」の風習とも深く結びついています。平安時代から中世にかけての古典文学や法制史料にもその名残が見られ、古代人のドロドロとした愛憎劇が漢字の構造に克明に刻まれていることが分かります。