自衛隊の階級別給料格差を暴く!将官から士の手取りとリアルな手当

自衛隊の階級別給料格差を暴く!将官から士の手取りとリアルな手当を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

自衛官は、一般的な霞が関の官僚や地方公務員とは法的な位置付けが根本から異なる。彼らは「特別職国家公務員」であり、給与の算出には一般行政職の給料表ではなく、防衛省が独自に定める「自衛官俸給表」が適用される。

この自衛官俸給表には、一般職にはない特徴がある。最も顕著なのが「残業代(時間外勤務手当)」という概念が法律上存在しない点だ。24時間態勢でスクランブル発進に備え、あるいは泥まみれになって夜間演習を続けようとも、時間外労働に対する直接の手当は出ない。その代わりに基本給の水準そのものが一般公務員よりも数パーセント高く設定されており、階級ごとに細かく区切られた「号俸」が毎年1月に定期昇給する仕組みをとっている。

昇給のスピードを決めるのは、防衛大学校卒や一般大学卒の幹部候補生か、それとも叩き上げの曹士出身かという「採用区分」と「勤務評定」だ。優秀な成績を収めれば号俸の上がり幅が加速し、同じ階級であっても同期の間で年収に数十万円の差が生まれる。完全年功序列に見えるミリタリー組織の内部では、査定を巡る静かで熾烈な出世レースが繰り広げられている。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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