キングダム昌平君の裏切りと史実の結末!楚王即位の真相を徹底解説
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作中で中華統一のグランドデザインを描き、鄴攻めなどの超難関作戦を次々と成功させてきた秦の軍総司令・昌平君。読者にとっては「最も頼れる味方」である彼が、史実において秦を離反する展開は『キングダム』最大の爆弾とも言えます。
中国の歴史書『史記』秦始皇本紀および白起・王翦列伝によると、昌平君は秦の重臣として活躍した後、楚の旧領である「郢陳(えいちん)」へ派遣され、現地の民衆を鎮撫する任務に就きます。しかし紀元前225年、秦の若き将軍・李信(作中の主人公・信)と蒙恬が20万の軍勢で楚を攻めた際、楚の大将軍・項燕(項羽の祖父)に呼応する形で昌平君が挙兵。李信軍の背後を突き、秦軍を歴史的大惨敗へと追い込みました。
なぜ秦で最高権力を握っていた昌平君が裏切るのか。最大の理由は、彼の出自が「楚の公子(王族の血を引く貴公子)」である点にあります。作中でも描かれている通り、かつて楚の人質として秦で育ち、自身のアイデンティティと祖国への想いを胸の奥底に秘め続けてきました。秦の苛烈な統一事業が進むにつれ、「生まれ故郷が滅びゆく現実」に耐えかねた昌平君の葛藤が、最終的な離反へと結びつくと考察されています。