突然出た血の塊の原因と危険なサイン|部位別の受診目安を解説
突然出た血の塊の原因と危険なサイン|部位別の受診目安を解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
女性の相談で圧倒的に多いのが、月経時に排出されるレバー状の血の塊です。通常の生理では、子宮内膜が剥がれ落ちる際に酵素によってサラサラの状態に溶かされて排出されます。しかし、経血量が極端に多い場合、酵素の処理が追いつかずに塊のまま排出されることになります。
日本産科婦人科学会の診療指針においても、過多月経は単なる体質ではなく、背景に治療を要する疾患が潜んでいる可能性が高い状態と定義されています。特に以下の疾患は、血の塊を生じさせる代表的な要因です。
- 子宮筋腫:子宮の筋肉組織にできる良性腫瘍。筋腫によって子宮内膜の表面積が広がり、収縮不全を起こすことで大量出血と大きな血の塊を誘発します。特に粘膜下筋腫は少量でも塊が出やすい特徴があります。
- 子宮内膜症・子宮腺筋症:子宮内膜に類似した組織が子宮筋層内や卵巣などに増殖し、強い生理痛とともに過多月経と血の塊を引き起こします。
- 産後の悪露(おろ):出産後に子宮から排出される分泌物ですが、退院後などに突如としてテニスボール大の塊が出たり、鮮血が再び増加した場合は「胎盤遺残」や「子宮復古不全」の危険性があり、夜間であっても緊急受診が必要です。