「朝起きられない」は甘えじゃない!中学生の起立性調節障害と進路対策
話題沸騰中の 「朝起きられない」は甘えじゃない!中学生の起立性調節障害と進路対策について、多角的な視点を整理して公開しています。
Q1:起立性調節障害は自然に治りますか?大人になっても続きますか?
A1:思春期の身体の急成長に伴う自律神経の乱れが主因であるため、身体の成長が落ち着く高校卒業から20代前半にかけて、全体の7〜8割が自然寛解・回復すると言われています。ただし、無理を重ねてうつ病などの心因性疾患を併発させないよう、中学生の時期に適切な休養と環境調整を行うことが予後を良好にする条件です。
Q2:夜遅くまでスマホやゲームをしているから起きられないのではないでしょうか?
A2:起立性調節障害の子どもは体内時計のリズムが後ろ倒しになっており、夜間になってようやく身体が軽快するため、活動時間が夜にシフトしやすくなります。スマホのブルーライトが睡眠を阻害する側面は確かにありますが、「スマホをやめれば起きられる」わけではありません。スマホの取り上げなど強圧的な手段は親子関係を悪化させ、病状を深刻化させる原因となるため、まずは身体の病気としての治療を優先してください。
Q3:何日も学校を休んでいると、勉強の遅れが心配です。どう対処すべきですか?
A3:体調が上向く午後や夜間の時間帯を活用し、タブレット教材やオンライン家庭教師を取り入れるのが実用的です。教科書準拠の学習アプリであれば、短時間で自分のペースで進められます。また、学校長が認めれば、自宅でのオンライン学習が出席日数としてカウントされる制度も運用されていますので、担任に確認してみることを強く推奨します。