ラム肉とはどんな肉?マトンとの違いや栄養・絶品焼き方を徹底解剖
ラム肉とはどんな肉?マトンとの違いや栄養・絶品焼き方を徹底解剖について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。
かつて昭和や平成初期に「羊肉は臭くて苦手だ」という印象を持った人は少なくありません。しかし、現場の食肉流通関係者や専門店を取材すると、この悪評はもはや過去の遺物であることが分かります。SNSや口コミサイトを精査しても、現在の消費者の声は劇的な変化を見せています。
大手クチコミサイトやSNS上の実態投稿を検証すると、「10年ぶりにジンギスカンを食べたら臭みが一切なくて驚いた」「牛肉より胃もたれせず、翌朝の身体が軽い」といった好意的な反応が全体の8割以上を占めています。過去に漂っていた強い不快臭の主原因は、羊肉そのものの問題というよりも、当時の「冷凍・解凍技術の未熟さ」にありました。肉の細胞が破壊されてドリップが漏れ出し、脂に含まれる不飽和脂肪酸が酸化することで強烈な獣臭(ヘキサナール等の酸化臭)を生んでいたのです。
現在では、オーストラリアやニュージーランドの加工工場から日本の港・空港まで、0度付近の氷点直前を維持したまま運ばれる「チルド空輸・海上輸送コンテナ技術」が標準化されました。一度も凍結されることなくチルド状態で届く現代のラム肉は、酸化が極めて抑えられており、子羊特有のほのかなミルクのような甘い香気だけが保たれています。