カマドウマとは?便所コオロギの正体と毒性・向かってくる理由を徹底解剖

カマドウマとは?便所コオロギの正体と毒性・向かってくる理由を徹底解剖について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

不気味な見た目から「猛毒を持っているのではないか」「刺されたら危険ではないか」と不安視されるケースが後を絶ちません。しかし、生物学的な事実としてカマドウマには毒針も毒腺も存在せず、直接的な毒性は一切ありません。

強靭な大顎を持っているため、素手で無理に捕まえたり強く握りつぶそうとしたりした場合、防衛反応として指などを「噛む」ことは物理的にあり得ます。しかし、皮膚を食いちぎるほどの威力はなく、チクッとした痛みを感じる程度で、人間を自ら獲物と認識して襲いかかる習性も皆無です。

カマドウマは雑食性で、野生下では腐敗した植物、菌類(カビ)、さらには他の昆虫の死骸などを積極的に摂取します。自然界においては有機物の分解を助け、室内においては他の微小害虫を捕食する側面を持つため、生物学的には「益虫」としての役割も担っています。

しかし、衛生管理の観点からは手放しで歓迎できません。不衛生な床下や排水口、ゴミの堆積場所などを徘徊した脚で室内の食品や食器の上を歩き回る可能性があり、大腸菌や雑菌を運ぶ機械的媒介者(衛生リスク)になり得ます。加えて、その姿形がもたらす精神的ストレスが極めて大きいため、環境衛生学上は「不快害虫」として駆除対象に位置付けられています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest