「Dna」と「染色体」を混同していませんか?人生100年時代のゲノム医療を理解するための超基本
「Dna」と「染色体」を混同していませんか?人生100年時代のゲノム医療を理解するための超基本について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
この二つの関係を理解するには、アナログな「書物」に例えるのが最もわかりやすいでしょう。
DNAは、本に書かれている「文字」や「文章」そのものです。アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)という4つの化学物質(塩基)が並んだ、生命の設計図のテキストデータにあたります。
一方で染色体は、その膨大なテキストがバラバラにならないよう、きれいにファイリングされた「本」そのもの、あるいは「書棚」です。人間の細胞一つの中には、引き伸ばすと約2メートルにもなるDNAが収められています。これを直径わずか数マイクロメートルの細胞核に詰め込むため、DNAは「ヒストン」というタンパク質の糸巻きに巻き付き、極限まで折りたたまれて構造体を形成します。この折りたたまれた巨大なパッケージこそが染色体なのです。