膝内側の痛みを放置するな!内側側副靭帯損傷の全治期間と後悔しない治療法

膝内側の痛みを放置するな!内側側副靭帯損傷の全治期間と後悔しない治療法の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

激しい運動中だけでなく、日常生活のふとした方向転換でも生じる膝の内側の痛みの原因として、最も警戒すべき外傷が内側側副靭帯の損傷です。膝関節は構造上、曲げ伸ばしには強い耐久性を持つ一方、外側から内側へ押し込まれる力(外反強制)や、つま先に対して膝が内側に入る「ニーイン・トゥーアウト」の捻り動作に対して極めて脆弱です。相手選手との接触や足が地面に固定された状態での回旋ストレスが加わると、内側のテンションに耐えきれず靭帯繊維が引き伸ばされ、微小断裂や完全断裂に至ります。

受傷時に現れる内側側副靭帯損傷の症状は、受傷の規模によって段階的に現れます。典型的なサインは、関節の内側にある大腿骨と脛骨をつなぐ靭帯付着部を中心とした限局的な圧痛です。指で押すと飛び上がるような鋭い痛みを感じるほか、皮下出血や熱感、関節周囲の腫脹が現れます。さらに靭帯が大きく断裂している場合、階段の昇り降りや歩行時に「膝の内側が外れて抜けるような不安定感(ギビング・ウェイ)」を自覚するのが特徴です。

ここで多くの患者を惑わせるのが、「前十字靭帯(ACL)断裂に比べて、内側側副靭帯は単独損傷であれば受傷直後でも歩けてしまう場合がある」という臨床的な事実です。この歩行可能な状態を「軽傷」と誤認し、内側側副靭帯の放置リスクを招く温床となっています。緩んだまま靭帯が固定されると、関節軟骨に偏った荷重がかかり続け、慢性的な水腫や将来的な関節機能の低下を招くため、受傷直後の正確な鑑別が欠かせません。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest