芯出しとは?基礎から測定手順・許容値とプロの調整法まで徹底解説
芯出しとは?基礎から測定手順・許容値とプロの調整法まで徹底解説について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。
カップリング接続の芯出しと並び、機械加工現場で日常的に行われるのが旋盤の芯出し方法です。旋盤における芯出しは、主軸の回転中心とワーク(加工物)の中心軸、あるいは心押台のセンターを完全に一致させる作業を指します。
四爪単動チャックを用いた加工ワークの芯出し手順は次の通りです。
- ワークをチャックにおおよその目見当でセットし、軽く締め付ける。
- 外周にテストインジケータ(てこ式ダイヤルゲージ)の測定子を当てる。
- 主軸を手で回転させ、振れが最大となる位置(最も高い位置)を特定する。
- 対向する2つの爪のうち、高い側の爪を緩め、反対側の爪を締め込んでワークを中心方向へ押し込む。
- 直交する残りの2爪でも同様の作業を繰り返し、主軸を一回転させたときの針の振れが0.01mm以内(精密仕上げなら0.005mm以内)になるまで追い込む。
旋盤加工における芯出しの精度不足は、ワークの真円度不良、同軸度不良、テーパー加工時の寸法誤差に直結します。熟練工はチャックの締め付けトルクによる微小な歪みまで指先の感覚で計算に入れながら作業を進めます。