クリムゾンとは何色?語源や楽天・バンドから漫画の真相まで徹底解剖
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ポップカルチャーの世界を見渡すと、クリムゾンという言葉は「常軌を逸した力」「圧倒的な恐怖」「宿命の戦い」を象徴するキーワードとして脈々と受け継がれています。
1. 伝説のプログレバンド「キング・クリムゾン(King Crimson)」
音楽史におけるクリムゾンの代名詞といえば、ギタリストのロバート・フリップを中心に1968年に結成されたイギリスのバンド、キング・クリムゾンです。1969年にリリースされたデビューアルバム『クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)』は、ビートルズの『アビイ・ロード』をチャート首位から引きずり下ろした逸話で知られ、ロックにジャズやクラシックの構造を融合させたプログレッシブ・ロックの金字塔と称されます。
「クリムゾン・キング(深紅の王)」とは、悪魔ベルゼブブ(Beelzebub)の別称であり、当時のベトナム戦争をはじめとする混沌とした世界情勢に対する強烈な風刺が込められていました。アルバムジャケットに描かれた歪んだ顔のイラストとともに、人々に消えない精神的衝撃を与え続けています。
2. 『ジョジョの奇妙な冒険』キング・クリムゾンのスタンド能力
荒木飛呂彦氏による名作『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』において、物語のラスボスであるディアボロが操るスタンドが、上記バンド名に由来する「キング・クリムゾン」です。額に小さな顔(エピタフ)を持つ不気味な造形と、「この世の時間を消し去り、その中を自分だけが自由に行動できる」という無類の能力は、連載当時の少年読者に絶望感を与えました。
「結果だけが残り、過程が吹き飛ぶ」という不可解かつ絶対的な強さは、バトル漫画史における最も凶悪な能力設計の一つとして、現在もファンの間で熱狂的に議論されています。
3. 極限の復讐劇を描くアニメ『ラグナクリムゾン』
アニメ化によって国内外で大きな話題を呼んだ小林大樹氏原作の『ラグナクリムゾン』も、この色彩の魔力を巧みに取り入れた作品です。絶対的な捕食者である「竜」を殲滅するため、未来の自分から託された強大な力を振るう少年ラグナと、竜でありながら同族を滅ぼそうとする謎多き天才魔法使い「クリムゾン」が手を組むダークファンタジーです。
ここで描かれるクリムゾンは、怜悧な知略と冷酷さを併せ持つキャラクターであり、深紅が持つ「美しさの裏にある毒と狂気」を見事に具現化しています。