地球はなぜ丸い?実は真球ではない理由と古代の証明・平面説の深層

地球はなぜ丸い?実は真球ではない理由と古代の証明・平面説の深層に関するポイントを分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

天文学や惑星物理学の観点から地球は丸い理由を突き詰めると、答えは極めてシンプルです。それは天体自身が持つ質量が生み出す「重力(自己重力)」の働きにあります。

宇宙空間において、塵や岩石が集まって質量が大きくなると、中心に向かってあらゆる物質を均等に引き寄せる力(万有引力)が強まります。中心からの距離が等しい場所ほど同じ強さで引き合わされるため、物質が最もエネルギー的に安定する幾何学構造、すなわち「球体」へと自然に落ち着いていきます。小惑星探査機「はやぶさ2」が訪れたリュウグウのように、質量が小さい天体は重力が弱いため凸凹の歪な形状のままですが、直径がおよそ800〜1,000キロメートルを超えると自らの重力で丸くなる「静水圧平衡」に達します。

ただし、ここで見逃せない科学の真実があります。私たちが暮らす地球は、実はビリヤードの球のような完全な真球ではありません。地球は自転軸を中心に1日1回転しており、この運動によって外側へ逃げようとする遠心力が働きます。この重力と自転の遠心力がせめぎ合う結果、赤道付近が外側に押し出され、北極と南極を結ぶ極方向がわずかに押しつぶされた形になります。これこそが、幾何学で呼ばれる回転楕円体のメカニズムです。

国土地理院や国際天文学連合(IAU)の精密測地データによると、地球の赤道半径は約6,378.137kmであるのに対し、極半径は約6,356.752km。その差は約21.4kmに及びます。仮に宇宙から地球を眺めても人間の目では識別できないわずか0.3%の扁平率ですが、物理学的にはれっきとした「横に少し太った回転楕円体」なのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest