なぜセダンは衰退したのか?不人気の真相と中古車で選ばれる意外な理由
なぜセダンは衰退したのか?不人気の真相と中古車で選ばれる意外な理由についての真相をご紹介します。
Q1:なぜ世界中で売れているセダンが、日本だけでこれほど極端に売れなくなったのですか?
A1:日本の道路事情と法制度、生活様式が特異な進化を遂げたためです。狭い生活道路と限られた駐車スペースに適応するため「軽自動車の規格内で最大の広さを誇るスーパーハイトワゴン」が極度に発達し、さらに5ナンバー枠から派生した実用的なコンパクトミニバンが定着しました。他国に比べて舗装路の質が高く制限速度も低いため、セダンが誇る超高速域の操縦安定性や剛性の恩恵を日常で体感しにくく、居住性とスライドドアの利便性が購買基準の最上位に置かれたことが日本特有の要因です。
Q2:セダンの中古車を買うと、将来売却する際に下取り価格がつかなくて損をしませんか?
A2:新車で購入して数年で売却する場合は確かに値落ち幅が大きく不利になります。しかし、「値落ちしきった中古車」を購入する場合は話が別です。すでに市場価格が底値まで下がった3〜5年落ちの中古セダンを割安で購入し、5〜7年程度しっかりと乗り潰す前提であれば、毎年の減価償却コストは新車の人気ミニバンを買うよりも遥かに低く抑えられます。リセールの低さは、買う側の視点に立てば「最大の購入メリット」へと反転します。
Q3:クラウンセダンなどの最新高級セダンは、一般人には維持できないほど維持費が高いですか?
A3:決してそのようなことはありません。近年の国産高級セダンは2.5リッタークラスのハイブリッドモデルが主力となっており、燃費性能は実走行でも優秀です。自動車税も年額4万3,500円(2.0L超〜2.5L以下)程度に収まります。ただし、扁平率の低い大径タイヤ(19〜20インチ)を装着しているモデルは、タイヤ4本の交換費用だけで15万〜20万円を超えるケースがあります。購入を検討する際は、タイヤ代や車検時の消耗品費用をあらかじめ維持費として見積もっておくことが重要です。