「同じくの点々」の正式名称は?記号「〃」の出し方と履歴書Ngマナー

「同じくの点々」の正式名称は?記号「〃」の出し方と履歴書Ngマナーとはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

日本語には、同じ文字や語句の繰り返しを省略してリズムよく読ませるための特殊な約物群が存在し、これらを総称して「踊り字(おどりじ)」または「重ね字」「くり返し符号」と呼びます。「〃」もこの体系に属しますが、日常で最も頻繁に用いられる「々」とは役割が決定的に異なります。ここで同の字点 々 違いを整理しておくことは、表記ミスを防ぐ上で極めて重要です。

「々」は「同の字点(どうのじてん)」と呼ばれ、直前の漢字1文字を繰り返す際にのみ用いられます(例:「人々」「日々」)。これに対して「〃(同上符)」は、表形式や箇条書きにおいて「直上の行やマスにある語句全体」をそっくりそのまま繰り返す際に適用される符号です。単語の内部で漢字を繰り返すために「人〃」と書くのは明らかな誤用であり、逆に行をまたぐ繰り返しに「々」を単独で配置することも文法的に成立しません。

代表的な踊り字 種類とそれぞれの規範的な用途について、以下のくり返し符号 一覧で詳細を比較検証します。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価同上符(〃)
ノノ字点Unicode: U+3003
JISコード: 1-1-24表や縦書きメモで直上の語句・行の完全反復を表す私的な手帳やラフな集計表向き。公的提出物では省略とみなされ非推奨。同の字点(々)
ノマ点Unicode: U+3005
常用漢字表外字漢字1文字の連続反復(「佐々木」「様々」など)公文書でも完全に認容される標準表記。単体では意味を持たない。一の字点(ゝ / ゞ)
平仮名反復記号Unicode: U+309D, U+309E
濁点付き(ゞ)あり平仮名1文字の反復(「ここゝろ」「いすゞ」など)近代文学や固有名詞(企業名・商標)以外では実務上ほぼ衰退。くの字点(〳〵)
複文字反復記号Unicode: U+3033〜U+3035
2文字分の縦長グリフ縦書きで2文字以上の単語・句の繰り返し(「かへすがへす」等)古典籍や文芸作品特有の表現。デジタル横書き環境では原則使用不可。

このように、同じ「繰り返し」を意味する記号であっても、単語レベルで文法の一部として機能する「々」に対し、「〃」は行間やセル間の視覚的省略を目的としたレイアウト記号としての性格を色濃く持っています。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest