臍帯血とは?保管費用と公的・民間バンクの違い&後悔しない選び方
臍帯血とは?保管費用と公的・民間バンクの違い&後悔しない選び方について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
臍帯血の取り扱いには、大きく分けて「公的さい帯血バンク」と「民間さい帯血バンク」の2系統が存在します。この2つの役割と法的位置づけを混同することが、後々の誤解やトラブルの要因になりやすいため、明確に区別しておく必要があります。
日本赤十字社さい帯血バンクなどが運営する公的バンクは、第三者の患者を救うための「無償の善意による寄付」を前提としています。提携する認可産科施設でのみ採取可能で、厳格な細胞数・感染症検査をクリアした臍帯血のみが無菌凍結保存され、移植が必要な全国の患者へ公平に提供されます。寄付した本人や家族が将来優先して使える権利はありません。
一方、民間バンクは「生まれてくる本人やその家族の将来の病気」に備え、有償で冷凍保管を委託する民間サービスです。契約者が保管料を支払う限り、保管された臍帯血の所有権は契約者(家族)に帰属します。民間バンクは全国ほぼすべての産院で採取キットを持ち込んで対応できる柔軟性がある一方、費用は全額自己負担となります。