ルーブル彫刻美術館の真相!なぜ三重の山奥に世界唯一の姉妹館が?

ルーブル彫刻美術館の真相!なぜ三重の山奥に世界唯一の姉妹館が?の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

三重県津市白山町という緑豊かな地に、なぜパリ・ルーブル美術館の姉妹館が存在するのか。その背景には、隣接する大観音寺の初代管長・竹川勇憲(たけかわ ゆうけん)氏の強烈な熱意と情熱に満ちた交渉の歴史があります。

竹川氏は「日本にいながらにして、誰もが世界最高峰の美と文化に触れられる場を作りたい」「本物の芸術が持つ力を広く人々に届けたい」という一心で、1970年代から幾度となくフランス・パリへと渡りました。当時のルーブル美術館は、文化遺産の国外複製や姉妹館構想に対して極めて厳格な姿勢を取っており、当初は門前払いに近い対応だったと伝えられています。しかし、竹川氏は17回以上におよぶ直接訪問を重ね、自身の私財を投じる覚悟と文化振興に対する純粋な信念を粘り強く訴え続けました。

その熱意に動かされた当時のルーブル美術館館長をはじめとする首脳陣は、異例の決断を下します。単なる図録写真からの模造ではなく、「ルーブル美術館美術工芸部の公式技術陣が、所蔵するオリジナルの実物彫像から直接石膏型を採取して複製する」という、極めて厳格な学術的複製プロジェクトが正式に認可されたのです。こうして1987年、世界で唯一の公式姉妹館として「ルーブル彫刻美術館」が誕生しました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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