キーマとドライカレーの決定的な違い!プロが明かす発祥と具材の謎
キーマとドライカレーの決定的な違い!プロが明かす発祥と具材の謎を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。
大正・昭和のモダンなハイカラ料理だったドライカレーを、全国津々浦々の家庭へ一気に解き放ったのが外食・食品製造産業の技術革新だ。
なかでもエスビー食品株式会社の存在感は際立っている。赤い缶でおなじみのカレー粉を世に浸透させた同社は、戦後の高度経済成長期から昭和後期にかけて、家庭で手軽に作れる「ドライカレーの素」やシーズニングパウダー、さらにはフレーク状のルウを次々と開発。ご飯と一緒にフライパンで炒めるだけでプロの味が再現できる手軽さは、忙しい主婦層の心を鷲掴みにした。
この産業側の技術革新によって、「ドライカレー=黄色い炒めご飯」という強烈なパブリックイメージが日本人の舌に刷り込まれた。挽肉を煮詰める船上発祥のスタイルと、家庭でフライパンを振る炒飯スタイル。二重のイメージが並行して定着したのも、メーカーの飽くなき商品開発の賜物といえる。