鬼を描く奇才・瀧下和之の魅力に迫る!桃太郎図の真価と現在の活動
鬼を描く奇才・瀧下和之の魅力に迫る!桃太郎図の真価と現在の活動の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
瀧下和之の代名詞ともいえるのが、ライフワークとして描き続けられている「桃太郎図」シリーズです。古くから勧善懲悪のシンボルとして退治される対象だった「鬼」を、喜怒哀楽を持ち、宴を開き、時に失敗して照れ笑いを浮かべるような人間臭い存在として描き直しました。
背景にあるのは「悪者として片付けられがちな鬼にも、家族があり日々の暮らしがあったのではないか」という作家独自の温かな視点です。桃太郎に成敗される瞬間だけでなく、相撲を取ったり酒を酌み交わしたりする鬼たちの日常は、どこかコミカルで鑑賞者の心を解きほぐします。古典の物語を多角的に再解釈し、クスッと笑える親しみやすさと哀愁を同居させたストーリーテリングこそが、熱狂的なファンを生み出し続ける最大の秘密です。