スターアニス(八角)の真実!猛毒シキミの見分け方と絶品活用法
今注目を集めている スターアニス(八角)の真実!猛毒シキミの見分け方と絶品活用法について、主要な情報を整理して公開しています。
料理レシピを眺めていると「スターアニス」と書かれていたり、「八角」と表記されていたりして戸惑う人が少なくありません。結論から言えば、スターアニスと八角は完全に同一の香辛料です。原産地である中国のトウシキミ(マツブサ科・旧モクレン科シキミ属)という常緑高木の未熟な果実を収穫し、天日乾燥させた生薬・スパイスを指します。
果実が8個の袋果(たいか)からなる星形をしていることから、中国では「八角」あるいは「八角茴香(はっかくういきょう)」と呼ばれ、西洋には星形の形状から「スターアニス(Star Anise)」として伝わりました。中華料理の基本となる混合スパイス「中華料理香辛料五香粉(ウーシャンフェン)」を構成する主役としても広く知られています。五香粉は一般にシナモン、クローブ、花椒、フェンネル、そして八角が調合され、肉の臭みを消して重厚なコクを与える役割を担います。
その独特な香気の主成分は、精油成分の約80〜90%を占める「トランス-アネトール」です。アネトールは甘草(リコリス)やフェンネルにも含まれる有機化合物で、砂糖の約13倍とも言われる強い甘味感覚と、ツンと鼻に抜ける清涼感を併せ持ちます。このアネトールが加熱調理によって肉の脂やアミノ酸と結びつくことで、中華料理独特の奥深いコクへと昇華する仕組みです。