世界一大きい湖カスピ海の真実|面積比較や海と呼ばれる理由を徹底解説
世界一大きい湖カスピ海の真実|面積比較や海と呼ばれる理由を徹底解説にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
水域の特性を分ける重要な要素が「塩湖」と「淡水湖」の構造的差異です。淡水湖は河川から水が流入し、別の河川を通って海や他の水域へと排水される循環システムを持っています。一方、カスピ海のような塩湖は、水が流れ込む河川はあるものの、流出する河川が一切存在しません。
水分が排出される唯一のルートは「大気への蒸発」のみです。流入する河川水に含まれるごく微量のミネラルや塩分が、数万年以上の歳月をかけて濃縮され続けることで塩湖が形成されます。
淡水湖に限定した場合の世界ランキングを見ていくと、また異なるダイナミズムが浮かび上がります。
世界一大きい淡水湖は、北米五大湖の一つである「スペリオル湖」です。面積は約8万2,100平方キロメートルにおよび、日本の北海道に匹敵する広大な面積を誇ります。なお、水文学的に水位が連結しているミシガン湖とヒューロン湖を単一の水域(ミシガン・ヒューロン湖)とみなす学術分類を採用した場合、面積は約11万7,000平方キロメートルとなり、スペリオル湖を上回る世界最大の淡水水域となります。
一方、面積ではなく「深さ」と「淡水貯水量」で世界一に君臨するのが、ロシア・シベリアに位置する世界一深い湖「バイカル湖」です。最大水深は1,642メートルに達し、琵琶湖の約16倍の深さを持ちます。その特異な地形構造により、バイカル湖1つで地球上の凍結していない地表淡水の約20%を蓄えています。面積で圧倒するカスピ海、広大な淡水面を持つスペリオル湖、圧倒的な深度と貯水量を誇るバイカル湖と、それぞれが唯一無二の特徴を備えています。