声を出せない絶体絶命の危機を救う「助けて」のSosハンドサイン徹底解説

声を出せない絶体絶命の危機を救う「助けて」のSosハンドサイン徹底解説にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

世界中で活用されている危険を知らせるハンドサイン「シグナル・フォー・ヘルプ」は、カナダ女性財団(Canadian Women's Foundation)が2020年4月に提唱したプロジェクトに端を発します。当時、感染症拡大に伴う外出制限やロックダウンによって家庭内暴力の相談件数が世界的に急増し、加害者が同居空間に四六時中居座ることで、電話やメールでの相談すら困難になる被害者が続出しました。

この危機的状況を打破すべく考案されたのが、オンライン通話の画面越しや玄関先、買い物のわずかな隙間に「片手だけで誰にも気づかれずに助けを求める」ジェスチャーです。発信の痕跡が履歴として残るデジタル通信と異なり、手の動きだけで完結するため、加害者に察知されるリスクを最小限に抑えられる画期的なツールとして、国際女性シェルターネットワーク(GNWS)をはじめ世界各国の支援団体へ瞬く間に波及しました。

法務省や警察庁の統計によると、日本国内における配偶者からの暴力(DV)相談件数は高止まりを続けており、年間8万件を超える水準で推移しています。密室で孤立する被害者を可視化するセーフティネットとして、このハンドサインは日本国内の教育機関や自治体、警察組織の間でも認知拡大が急務となっています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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