モロー反射はなぜ起きる?ビクッと泣く原因と消失時期・てんかんとの違い

モロー反射はなぜ起きる?ビクッと泣く原因と消失時期・てんかんとの違いの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

多くの親を驚かせる原始反射 モロー反射 メカニズムの根幹にあるのは、まだ未熟な中枢神経系、とりわけ脳幹が司る「無意識の防衛本能」です。1918年にオーストリアの小児科医エルンスト・モローによって報告されたこの現象は、頭の位置が急激に変化したり、予期せぬ大きな物音や光を受けたりした瞬間に自動発火します。

赤ちゃんがモロー反射 寝ているとき ビクッとする主な引き金は、以下の3つのステップで進行します。

  1. 第一相(外転・伸展):突然の刺激を感知した瞬間、両腕を左右に大きく広げ、指をピンと伸ばします。これは落下しかけた際に「何かに引っかかろうとする」進化上の名残と考えられています。
  2. 第二相(内転・屈曲):直後に、広げた両腕で前にあるものをギュッと抱え込むような動作(抱きつき動作)へ移行します。母親の体に強くしがみつくための生存戦略です。
  3. 第三相(啼泣):激しい驚愕感から交感神経が急激に優位になり、大声で泣き叫んで養育者に自らの危機と所在を知らせます。

大人であれば、寝ている間に周囲の音がしても大脳皮質が「これは危険な音ではない」と刺激をフィルタリング(感覚ゲーティング)できます。しかし、生後間もない乳児は大脳の抑制機能が未完成であり、音や体の揺れといった刺激がダイレクトに脳幹へ到達してしまいます。その結果、本人の意思とは無関係に全身の筋肉が一斉に収縮し、激しい跳ね起き動作を引き起こすのです。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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