廃寮の噂は本当?北大「恵迪寮」の衝撃実態!破格の寮費と自治生活の真相
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恵迪寮を語る上で、精神的支柱となっているのが「寮歌」と「寮祭」です。特に明治45年(1912年)に誕生した恵迪寮寮歌『都ぞ弥生』(作詞:横山芳介、作曲:赤木顕次)は、日本の学生歌の最高峰と称され、北大関係者のみならず全国の音楽愛好家からも高く評価されています。
北海道の雄大な自然、春の雪解けから初冬の訪れまでの情景を格調高い文語体で歌い上げたこの曲は、寮生たちによって毎晩のように歌い継がれてきました。さらに恵迪寮では、現在に至るまで毎年公募によって新たな寮歌を1曲制作し続けるという、世界的にも稀有な伝統を110年以上にわたり一度も途切れさせることなく守り続けています。
そして、寮生たちの情熱が爆発するのが毎年秋に開催される「恵迪寮祭」です。約1ヶ月間に及ぶ準備期間を経て行われる寮祭では、以下のような名物企画が繰り広げられます。
- 仮装パレード:奇抜かつ精巧な手作り衣装に身を包んだ寮生たちが、札幌市中心部の大通公園やススキノを練り歩き、市民に寮祭の開催をアピールする恒例行事。
- 部屋闘争(演劇・アトラクション):各ブロックが威信をかけて巨大な造形物や迷路、お化け屋敷などを寮内に設営し、来場者をもてなす。
- 寮歌指導・相撲大会:新入生に寮歌の精神を伝える儀式や、寮内の土俵で行われる伝統の相撲大会など、身体性と団結力を高めるプログラム。
物理学者の中谷宇吉郎氏をはじめ、政財界や学術界で活躍する幾多の出身有名人たちが「恵迪寮での生活こそが人生最大の糧となった」と手記やインタビューで振り返るように、他者と泥臭くぶつかり合いながら共同で一つの祭事を創り上げる経験は、生涯色褪せないアイデンティティを育む土壌となっています。