まいばすけっとでPaypayは使える?非対応の真相と2026年最新事情
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国内登録者数6,000万人を優に超えるPayPayを、なぜ巨大流通グループであるイオン傘下のまいばすけっとが排除し続けるのでしょうか。大手信用調査機関の元アナリストや流通専門家の証言をもとに構造を紐解くと、そこには「1%の利益率を巡る手数料の防衛」と「データの主権争い」という2つの強固な壁が存在します。
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1. 食品スーパー特有の「営業利益率」と決済手数料の壁
コンビニエンスストアやアパレル店と異なり、まいばすけっとのような都市型食品スーパーの営業利益率は概ね1.5%から2.5%前後という極めて薄利多売の構造で成り立っています。生鮮食品や日配品を地域最安値クラスで提供する同社にとって、決済ごとに発生する加盟店手数料(通常1.5%〜2%超)をPayPayなどの外部事業者に支払うことは、営業利益の半分以上を外部決済企業へ献上することに直結します。
「わずか1%〜2%の手数料差が、チェーン全体の死活問題になる」という冷徹な収支計算が、外部QRコード決済の導入を一貫して阻んでいるのです。
2. イオン経済圏の囲い込み(ロックイン)と顧客データの防衛
もう一つの決定的な理由は、イオングループ全体で進める「デジタル・エコシステム(イオン経済圏)」の防衛です。イオングループは公式アプリ「iAEON」を核に、自社決済手段である「AEON Pay」と電子マネー「WAON」の利用者を徹底的に囲い込む戦略をとっています。
もしまいばすけっとでPayPayを解放してしまえば、日々の膨大な購買行動データがソフトバンク・LINEヤフー陣営に流出するだけでなく、自社の金融・決済事業の柱であるイオンカードやWAONの利用機会を自ら手放すことになります。同社にとって、レジ前でのわずかな利便性のために巨大なプラットフォーム企業へ軍門に降る理由は微塵もないのが実情です。