柳楽優弥『クローズ』強羅徹の狂気と現在評価|主役を食った怪演の全貌
柳楽優弥『クローズ』強羅徹の狂気と現在評価|主役を食った怪演の全貌の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
劇中で見せたビジュアルの完成度も、ファンから「とにかくかっこいい」と絶大な支持を集めました。その象徴となったのが、ウェーブがかった黒髪をラフに流したオールバックの髪型です。無造作でありながら計算され尽くしたヘアスタイル、常に煙草を燻らせる佇まい、そして漆黒のジャケットに身を包んだ無骨なシルエットは、不良漫画的なケレン味とリアルなストリートの生々しさを見事に同居させていました。
さらに特筆すべきは、柳楽優弥によるクローズのアクションシーンです。本作のアクションは、派手なワイヤーアクションやスピード感重視の立ち回りではなく、肉体が激突する鈍い音と泥臭い拳の応酬にこだわって演出されました。
強羅徹のファイトスタイルは、的確に相手の急所を破壊するヘビー級の制圧力にあります。殴打の重み、殴られた瞬間の首のしなり、地面に倒れ込んだ相手を一切の躊躇なく踏み躙る動作の一つひとつに、演者本人の徹底したフィジカルトレーニングの成果が滲み出ていました。スタイリッシュさを追求しがちな近年のアクション映画とは対照的な「命の削り合い」を感じさせる荒々しさが、熱狂的な男性ファンを惹きつけてやまない要因です。