世界最大の津波524Mの真相!リツヤ湾の脅威と歴代被害の全貌

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ネット上の言説やSNSのまとめ記事において頻繁に見受けられる致命的な誤解が、「沖合での波の高さ(波高)」と「陸地に駆け上がった高さ(遡上高)」の混同です。

リツヤ湾の524mという数字は、「水が山肌を這い上がった最高到達点(最大遡上高)」であり、500mを超える垂直の水柱が海一面を覆って外洋を進んだわけではありません。もし沖合の深海で500mの波高が存在すれば、その質量とエネルギーは大陸一つを半壊させるレベルに達します。

同様の誤解は、日本最大の津波 歴代記録として語り継がれてきた「明和の大津波(1771年八重山地震)」にも存在します。かつての古文書『大波之時各村之形行書』には、石垣島宮良村での遡上高が「28丈2尺(約85.4m)」に達したと記され、長年日本一の津波として語られてきました。

しかし、近年の地質調査、津波堆積物の年代測定、および数値流体シミュレーションによる徹底的な再検証の結果、実際の最大遡上高はおよそ25〜30m前後であったことが判明しています。当時の測量基準の解釈ミスや、極限状態における心理的誇張が記録に影響を与えたと考えられています。とはいえ、30mであっても沿岸集落を瞬時に全滅させるには十分すぎる破壊力であり、巨大なサンゴ礁の岩塊(津波石)を陸上数百メートルまで運搬した事実は揺るぎません。

また、地震の規模(マグニチュード)が小さくても巨大波が発生する「海底地すべり 巨大津波」の存在も、防災上の見落とされがちな盲点です。1998年のパプアニューギニア地震(M7.1)では、地震規模から想定される高さを遥かに超える15mの津波が発生し2,000人以上が犠牲になりましたが、これも本震直後に発生した海底地すべりが主因でした。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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