音楽の「ピッチ」とは?音程やキーとの違いとズレる原因を徹底解明
音楽の「ピッチ」とは?音程やキーとの違いとズレる原因を徹底解明について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。
「ピッチ」「音程」「キー」という3つの単語は、音楽初心者のみならず中級者でも会話の中でごちゃ混ぜに使いがちです。それぞれの概念が指し示すレイヤー(階層)は全く異なります。
最大の違いは、ピッチが「単音の絶対的な周波数」を指すのに対し、音程(インターバル)は「2つの音の間の隔たり・距離」を指す点です。たとえば、「ド」と「ミ」を鳴らしたとき、その2音の距離は「長3度」という音程で表されます。仮に歌い手の基準周波数が全体的に少し下がっていたとしても、音と音の距離感が正しければ「音程の関係(相対的な比率)」は保たれていることになります。しかし、物理的な振動数が目標から外れていれば「ピッチがぶら下がっている(フラットしている)」と判定されます。
一方、キー(調)は「楽曲全体を支配する音階の主音と枠組み(調性)」を指します。「キーを2つ上げる」というのは、楽曲の主音を半音2つ分シフトさせてカラオケの移調を行うことであり、ピッチそのものの精密度を論じているわけではありません。これら3要素の概念の違いを整理したのが以下のデータ比較表です。