おかあさんといっしょの名曲『もぐらトンネル』中毒性の秘密と歴代比較
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『もぐらトンネル』が初めて『おかあさんといっしょ』の「月の歌」として世に送り出されたのは、1999年5月のことでした。当時の歌唱を担当したのは、第9代目うたのお兄さん・杉田あきひろさんと、第18代目うたのお姉さん・つのだりょうこさんのコンビです。就任直後のフレッシュな2人が見せたエネルギッシュなパフォーマンスは、当時の視聴者に鮮烈なインパクトを残しました。
本作の作詞・作曲を手掛けたのは、数々のアーティストへの楽曲提供やアニメソング、CMソングで知られる工藤順子氏です。工藤氏は、幼児が直感的に反応する「オノマトペ(擬音語・擬態語)」の快感と、ジャズやスウィングの要素を感じさせる推進力あるビートを見事に融合させました。「ほれ ほれ ほれ」というリフレインや、「ズンズン」「ザクザク」といった土を掘り進める感覚を想起させるフレーズは、子どもの言語感覚を心地よく刺激します。
当時の制作陣は、単なる可愛らしい動物ソングにとどまらず、「全身を使って力強く土を掘り進めるダイナミズム」を表現することを目指していました。その狙い通り、一度聴いたら忘れられないベースラインとコミカルな展開は、番組の歴史に残る名作を生み出す原動力となったのです。