エアコン内部クリーンで部屋が暑い&臭い真相!電気代とカビ予防の全事実
エアコン内部クリーンで部屋が暑い&臭い真相!電気代とカビ予防の全事実の全貌を詳しく解説してご紹介します。
「内部クリーンを起動したら、部屋中に生乾きの雑巾のような悪臭が充満した」「内部クリーンを使っているのにファンに黒カビがびっしり生えている」という声が、SNSや知恵袋などのコミュニティで頻繁に見受けられます。ここには、機能の名称から生じる決定的な誤解が存在します。
率直に言えば、エアコンの内部クリーンでカビが取れない真相は、この機能が「すでに発生したカビを清掃・除去する機能」ではなく、あくまで「新たなカビの発生を抑える予防機能」に特化しているためです。多くの空調メーカーの取扱説明書にも明記されていますが、内部クリーンにブラシで汚れを掻き出したり、高圧洗浄したりする物理的なクリーニング能力はありません。
では、なぜエアコンの内部クリーンで臭い原因が発生するのでしょうか。主な要因は以下の2点に集約されます。
- 蓄積された汚れの「蒸し焼き・揮発」現象:長年蓄積したホコリ、油煙、タバコのヤニ、既存の黒カビがある状態で暖房運転がかかると、水分と熱によって汚れが温められ、凝縮された強烈なニオイ成分が気化して室内に一気に噴出します。
- ドレンパンのヘドロ化:冷房運転で洗い流されず、水受け皿(ドレンパン)に残った皮脂やホコリ混じりの水分が、不完全な乾燥運転によって生ぬるい状態になり、雑菌が爆発的に繁殖して異臭を放ちます。
エアコン内部に一度根を張った黒カビ(クラドスポリウム等)は、50℃程度の短時間の温風乾燥では死滅しません。カビの菌糸を完全に死滅させるには60℃以上の高温加熱か専用の除菌薬剤が必要となります。「内部クリーンを使っているから内部は無菌で綺麗だ」と思い込むのは危険であり、すでに臭いが出ているエアコンに対して内部クリーンを作動させることは、悪臭の拡散装置を動かしている状態に近いと言わざるを得ません。