ピンキー&ダイアン閉店なぜ?百貨店撤退の理由とブランド存続の真相

ピンキー&ダイアン閉店なぜ?百貨店撤退の理由とブランド存続の真相についての最新情報をお届けします。

ピンキー&ダイアン(Pinky&Dianne)は、1980年に米ニューヨークでピンキー・ウォルマン(Pinky Wolman)とダイアン・ボードリー(Dianne Beaudry)によって創設されたブランドです。日本においては翌1981年、新宿伊勢丹への出店を皮切りに本格展開がスタートしました。当時、同ブランドの国内展開を手がけたのは、数々のヒットブランドを世に送り出してきたサンエー・インターナショナルでした。シャープでボディコンシャス、かつ知的なセクシーさを兼ね備えたスタイルは、バブル期のキャリア女性から平成のOL層まで絶大な支持を集め、日本全国の百貨店で平場を牽引する押しも押されもせぬ看板ブランドとしての地位を確立しました。

では、なぜ今になって店舗の閉店が相次いでいるのでしょうか。その最大の要因は、現在の運営母体であるTSIホールディングスによるアパレル事業再編と大規模な構造改革にあります。

大手アパレルグループのTSIホールディングスは、コロナ禍以降の中期経営計画において、グループ全体の固定費削減と店舗網の抜本的見直しを急ピッチで進めてきました。百貨店という業態そのものが来店客数の減少や若年層の百貨店離れに直面する中、全国の売り場を維持し続けるモデルは、過大な人件費と賃料負担を招くリスク要因となります。公式決算資料や業界動向を精査すると、同グループは「全方位的な多店舗展開」から「厳選された旗艦店とデジタル通販への集約」へと明確に舵を切っています。

つまり、ネット上で囁かれる「ピンキー&ダイアンがブランド終了になる」という噂は完全な誤解であり、実態は「採算性の厳しい地方百貨店や近隣で自社競合していた店舗を計画的に整理し、生き残りを図るための戦略的撤退」だったのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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