高校生が拓いた宇宙食サバ缶の奇跡!Jaxa認証秘話と最新入手術
高校生が拓いた宇宙食サバ缶の奇跡!Jaxa認証秘話と最新入手術の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
地上で何気なく食べている市販のサバ缶をそのまま国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込むことはできません。微小重力環境において、わずかな油分や煮汁の飛び散りは、宇宙飛行士の気管に入り込む窒息リスクや、精密電子機器のショートを引き起こす致命的な事故に直結するためです。
JAXAが定める宇宙日本食の認証基準は極めて過酷です。常温で1.5年以上の賞味期限を担保することに加え、打ち上げ時の激しい振動・衝撃に耐える密閉性、そして「開缶時に液体が飛び散らないこと」が絶対条件として課されます。若狭高校の生徒たちがこの壁を突破するために着目したのが、地元・福井県若狭地方の伝統特産品である「葛粉(くずこ)」でした。
片栗粉やコーンスターチでは加熱殺菌時の粘度保持に限界がありましたが、葛粉を黄金比で配合することにより、開缶した瞬間に煮汁が飛び散らず、身に適度に絡みつく絶妙なとろみを実現。さらに、無重力空間では体液の移動(ヘッドフルードシフト)によって味覚が鈍感になりやすいという宇宙医学の知見を取り入れ、通常のサバ缶よりも醤油と砂糖のバランスを濃いめに調整する独自配合を完成させました。