香川の秘境・池内うどん店!名物アベックの魅力と注文の掟を解剖
香川の秘境・池内うどん店!名物アベックの魅力と注文の掟を解剖を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
詳細を見る
讃岐うどん王国と呼ばれる香川県内において、池内うどん店の名を一躍全国区へと押し上げた存在が名物「アベック」です。アベックとは、茹でたての讃岐うどんと和そば(黒っぽい田舎そば)を同じ丼に1玉ずつ盛り付けた合盛りメニューを指します。
池内うどん店の歴史と経緯を辿ると、同店はもともと製麺所として創業し、近隣の学校給食や小売店、地域住民向けに生麺を卸す生粋の製造拠点でした。当時、作業の合間に麺を求めて訪れた地元客や職人たちが「うどんもそばも両方食べたい」と要望したことから、昭和の俗称である「アベック」の名で2種類の麺をひとつの丼に盛って提供し始めたのが発祥とされています。
アベックの最大の魅力は、食感と風味の鮮やかなコントラストにあります。讃岐うどんならではのモッチリとした強い弾力と小麦の甘み、そこへ蕎麦殻の香ばしさと素朴な喉越しを持つ黒そばが絡み合い、噛むごとに重層的な旨味が広がります。かけられるダシは、いりこや醤油の風味が際立つ濃厚でやや甘辛い濃縮ダレ。ここに生卵を落とすことで、すき焼き風のまろやかなコクが加わり、箸が止まらない中毒性を生み出します。