ハムスターの湿気対策、知らないと命に関わる5つのNg行動と正しい除湿法
ハムスターの湿気対策、知らないと命に関わる5つのNg行動と正しい除湿法を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。
ハムスターの生体管理において、理想的な飼育環境は温度20〜26℃、湿度40〜60%と定義されています。原産地であるシリアや中央アジアの乾燥地帯とは異なり、日本の梅雨や夏季は湿度が70〜80%を超える日が珍しくありません。小柄な体躯を持つハムスターにとって、この多湿環境は深刻な体調不良を引き起こす引き金となります。
高湿度環境がもたらす最大の脅威は、体温調節機能の破綻と細菌・真菌(カビ)の爆発的な増殖です。ハムスターは人間のように全身から汗をかいて体温を下げることができません。湿度が60%を超えた密閉空間では熱がケージ内にこもり、たとえ室温が25℃前後であっても熱中症を発症する危険性が高まります。
さらに見逃せないのが、皮膚病や脱毛と湿気の関係性です。多湿な環境下では、床材や食べ残しに潜む糸状菌(真菌)やダニが急激に繁殖します。これにより「真菌性皮膚炎」を発症し、顔周りやお腹、背中の毛がごっそり抜け落ちたり、激しいかゆみから皮膚を掻き壊して出血したりする症例が小動物臨床の現場で毎年後を絶ちません。日頃から活発に動いているか、食欲は落ちていないか、しきりに体を掻いていないかを観察することが早期発見の鍵となります。