相鉄いずみ野線の延伸はなぜ凍結?倉見構想の真相と2026年の現在地
相鉄いずみ野線の延伸はなぜ凍結?倉見構想の真相と2026年の現在地についての真相をご紹介します。
相鉄いずみ野線の延伸構想は、現在の終点である湘南台駅から慶応義塾大学SFC周辺を経由し、寒川町のJR相模線・倉見駅付近(ツインシティ構想地区)、さらには相模川を渡って平塚方面へと結ぶルートとして長年検討されてきました。倉見地区には東海道新幹線の新駅誘致構想もあり、神奈川中央部を東西に貫く新動脈としての期待が集まっていた背景があります。
それにもかかわらず、計画が「凍結」と表現される最大の理由は、建設コストの高騰と投資回収のハードル(費用便益比=B/C)にあります。藤沢市や神奈川県、相鉄らによる検討会では、SFC周辺までの先行整備など段階的な整備シナリオが議論されたものの、少子高齢化に伴う将来的な需要予測の厳しさや、巨額のインフラ投資に対する地元負担の合意形成が難航しました。
加えて、藤沢市側が推進する「健康と文化の森地区」の土地区画整理事業と鉄道整備のタイミングに乖離が生じたことも影響しています。計画自体が法的に白紙撤回されたわけではありませんが、行政・鉄道事業者双方が「現時点で莫大な予算を投じて早期着工へ舵を切る段階にはない」と判断しているのが実情です。