柳京ホテルはなぜ未完成?世界最大の幽霊ホテルの謎と現在
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荒廃の一途をたどっていた建物に転機が訪れたのは2008年のことです。エジプトの通信大手オラスコム(Orascom Telecom)が北朝鮮の携帯電話事業(コリョリンク)参入の交換条件として、ホテルの建設再開プロジェクトを引き受けました。
オラスコム社は約1億8,000万ドルを投じ、建物の外装全面にミラーガラスを張り巡らせる工事を実施。2011年頃には、外見上は洗練された近代的なガラス張りピラミッドへと劇的な変貌を遂げました。2012年にはドイツの高級ホテルチェーン「ケンピンスキー」が一部フロアでの開業を発表し、いよいよ営業開始かと思われましたが、翌2013年の核実験に伴う国際的緊張の高まりを受けて即座に撤退しました。
その後、2018年以降になると建物の側面に巨大な柳京ホテル 外観 LEDパネルが敷設されました。夜間になると、北朝鮮の国旗や政治スローガン、アニメーションが壁面全体に映し出されるようになり、現在では事実上の「国家プロパガンダ用巨大スクリーン」として夜の平壌を照らしています。