高血圧基準は2026年に変わった?学会の真相と家庭血圧の新常識

高血圧基準は2026年に変わった?学会の真相と家庭血圧の新常識についての疑問解決ガイドをお届けします。

Q1:2026年に血圧の基準値が130/80に引き下げられたというのは本当ですか?
A1:完全な誤解です。高血圧と確定診断される基準値は従来通り診察室血圧で140/90mmHg以上(家庭血圧で135/85mmHg以上)のまま変わっていません。130/80mmHgという数値は、高血圧と診断された人が治療を行う際の「降圧目標値(75歳未満成人)」であり、診断基準と目標値が混同されて広まったものです。

Q2:75歳以上の高齢者ですが、血圧は130まで下げないといけませんか?
A2:無理に130まで下げる必要はありません。75歳以上の高齢者の降圧目標値は原則140/90mmHg未満(家庭血圧で135/85mmHg未満)です。過度な降圧は脳貧血や立ちくらみ、転倒骨折の原因となるため、本人の体調(忍容性)を見極めながら主治医と相談して緩やかにコントロールすることが推奨されています。

Q3:人間ドックで上が135、下が85でした。すぐに降圧薬を飲むべきですか?
A3:直ちに薬物治療が必要となるケースは稀です。この数値は「高値血圧」に分類され、高血圧の一歩手前の警告段階です。まずは上腕式の家庭用血圧計を購入し、朝晩2回の正しい測定を2週間以上継続して記録してください。その記録を持参してかかりつけ医に相談し、減塩や運動などの生活習慣改善から着手するのが標準的な手順です。

Q4:朝と夜で血圧が全く違いますが、どちらを信じればいいですか?
A4:どちらか一方を切り捨てるのではなく、両方の平均値を評価します。日本高血圧学会の基準では、「起床後1時間以内・排泄後・朝食と服薬の前」に測った朝の数値と、「就寝前・安静後」に測った夜の数値をそれぞれ記録し、各々の平均値で病態を判定します。特に朝の血圧だけが突出して高い場合は「早朝高血圧」の疑いがあるため、医師への相談が推奨されます。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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