借家人賠償責任保険は本当に必要?損しないための完全見直し術

借家人賠償責任保険は本当に必要?損しないための完全見直し術の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

「自分は火の元に気をつけているから大丈夫」という油断が、突如として数百万から数千万円規模の経済的破綻を招くのが入居者過失事故の恐ろしさである。損害保険各社の支払い査定現場や賃貸トラブルの相談窓口では、日常の些細な不注意から発生した高額請求事案が後を絶たない。

日本損害保険協会等の事故事例データを紐解くと、賃貸住宅で最も頻発する過失事故は「給排水管や浴室のオーバーフローによる漏水」と「調理中の失火」である。

都内マンションで実際に起きた事故では、入居者が浴槽に湯を溜めている途中に眠り込んでしまい、給湯が数時間溢れ続けた。水は自室のフローリングを侵食しただけでなく、コンクリートスラブを透過して直下階および斜め下の合計3世帯に達した。この事故における損害額は、階下住民の高級家具・家電・衣類の損害補償(個人賠償責任の対象)で約450万円、自室および建物の床張り替え・躯体乾燥・カビ除去工事費用(大家への損害賠償=借家人賠償責任の対象)で約680万円、合計1,130万円以上に膨れ上がった。

現場の損害鑑定人は次のように証言する。「木造や軽量鉄骨造のアパートでキッチンからの小規模なボヤが発生しただけでも、消火活動による放水被害を含めると、建物復旧費用は容易に800万〜1,500万円に達します。借家人賠償責任保険未加入、あるいは補償限度額が低すぎた場合、20代や30代の若年層であっても一生を左右する負債を抱えることになります」。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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