なぜ平野町に上杉謙信?唐津くんち10番曳山の秘密と見どころを徹底解説!

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唐津神社秋季例大祭「唐津くんち」は、毎年11月2日・3日・4日の3日間にわたり開催されます。平野町「上杉謙信の兜」の魅力を余すところなく体感するためには、日ごとの運行ルートと見どころを押さえておくことが不可欠です。

11月2日:宵ヤマ(よいやま)の幻想的な灯火

2日の夜に行われる「宵ヤマ」では、各町の曳山に提灯が灯され、大手口や唐津神社周辺へと集結します。昼間の引き締まった武骨な印象から一転、提灯の柔らかな光に浮かび上がる「上杉謙信の兜」は息をのむ美しさです。漆黒の兜鉢に反射する蝋燭の灯りと、漆の艶やかさが宵の城下町に幻想的な陰影を描き出します。

11月3日:お旅所神幸(おたびしょしんこう)と西の浜の「曳込み・曳出し」

祭りのクライマックスとなるのが3日の「お旅所神幸」です。午前中に唐津神社を出発した曳山群は、神輿を警護しながら旧城下町を巡行し、正午過ぎに御旅所である「西の浜(現在の西の浜お旅所)」へと向かいます。

ここで繰り広げられる「曳込み(ひきこみ)」は、唐津くんち最大のハイライトです。車輪が深く沈み込む深い砂地の中、曳き子たちは足元を取られながらも、掛け声とともに渾身の力で綱を引きます。巨大な上杉謙信の兜が砂埃を巻き上げ、車輪をきしませながら定位置へと力強く収まる瞬間、観客席からは地鳴りのような歓声と拍手が沸き起こります。午後の「曳出し(ひきだし)」での一気に砂地を脱出するスピード感も必見です。

11月4日:町廻り(まちまわり)と平野町囃子の真骨頂

最終日の4日は、唐津市街地をくまなく巡る「町廻り」が行われます。平野町の曳山巡行を彩るのが、独特のリズムを持つ平野町のお囃子(はやし)です。大太鼓、締太鼓、小鼓、笛、鉦(かね)が織りなす勇壮な調べに合わせ、曳き子たちが「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」と声を張り上げます。狭い辻をギリギリの角度で曲がる「角曲がり」の妙技は、曳山を操る采配と曳き子の阿吽(あうん)の呼吸があってこそ成し遂げられる職人技です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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