2020年セ・リーグ激闘の真実|異例の120試合制と巨人独走連覇の深層

2020年セ・リーグ激闘の真実|異例の120試合制と巨人独走連覇の深層の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

開幕から圧倒的な安定感を見せた巨人は、9月15日には早くも優勝マジック「38」を点灯させ、10月30日には2年連続38度目(1リーグ時代を含め47度目)のリーグ制覇を成し遂げました。この巨人セリーグ連覇の理由は、緻密な戦力配置と明確な役割分担にありました。

原辰徳監督は、過密日程を見越して支配下選手登録枠や出場選手登録枠の拡大をフル活用。代走のスペシャリストとして増田大輝を重用し、投手の小刻みな継投や野手陣の併用策を的確に運用しました。さらに主砲・岡本和真が不動の4番として全120試合に出場し、エース菅野智之が登板試合で確実に白星を拾うことで、連敗を最小限に抑える盤石の勝ちパターンを確立したのです。

一方で、ファンの間で大きな波紋を呼んだのが2020年クライマックスシリーズ中止の理由です。パ・リーグが上位2球団による縮小版CS(4試合制)を開催したのに対し、セ・リーグはレギュラーシーズン終了時点で首位球団の日本シリーズ進出を即座に決定しました。

セ・リーグ連盟の公式発表資料および報道各社の取材によると、セ・リーグ6球団中4球団(阪神・DeNA・広島・ヤクルト)が屋外球場を本拠地としており、雨天順延が多発した際に11月下旬の日本シリーズ開幕までに120試合を消化できないリスクが極めて高かったことが最大の要因です。予備日を確保するためにはレギュラーシーズンの日程消化を最優先せざるを得ず、苦渋の決断としてCS完全中止が下されました。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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