シュー生地が膨らまない原因を解明!失敗を防ぐ糊化のコツと救済術
シュー生地が膨らまない原因を解明!失敗を防ぐ糊化のコツと救済術の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
ふっくらと丸く、中にたっぷりクリームを詰められるシュー皮を焼き上げるためには、感覚に頼らず物理法則に沿った正しい手順を守る必要があります。
ステップ1:水分と油脂の完全沸騰
鍋に水、バター、塩、砂糖を入れ、中火にかけます。バターが完全に溶け、液体全体がグツグツと泡立つまでしっかり沸騰させることが肝心です。沸騰が不十分だと、小麦粉を加えた際に温度が足りず、糊化が中途半端に終わります。
ステップ2:火入れによる確実な糊化
火を止め、ふるった薄力粉を一度に加えて木べらで手早くまとめます。粉気がなくなったら再び弱中火にかけ、絶え間なく練り動かします。目安は鍋底に薄い白い膜が張り、生地が一塊になってツヤが出ることです。この約1分間の手早さが仕上がりを左右します。
ステップ3:常温卵による乳化と固さの見極め
生地をボウルに移し、人肌程度(約50℃)まで粗熱を取ったら、溶いた常温の卵を4〜5回に分けて投入します。木べらで持ち上げた際、生地がゆっくり落ちて木べらに綺麗な逆三角形(先端が約4〜5cm)の形で残る状態になれば投入をストップします。
ステップ4:高温予熱と霧吹きによる焼成管理
天板に丸く絞り出したら、表面の乾燥を防ぐために霧吹きでたっぷりと水を吹きかけます。オーブンは200℃でしっかり予熱しておき、最初の15分で一気に膨らませ、その後180℃に落として皮の水分を飛ばしながら焼き色をつけます。この間、絶対に扉を開けてはなりません。