甲殻類アレルギーで食べてはいけないもの|出汁や練り物の盲点と対策
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インターネット上の掲示板やSNSでは、医学的根拠を欠いた危険な俗説が今なお散見されます。その最たるものが「十分に加熱調理すればアレルゲンが壊れるため、天ぷらや焼きガニなら安全」という誤解です。
鶏卵や牛乳の一部のアレルゲンは、熱を加えることでタンパク質の立体構造が壊れ(熱変性)、抗原性が低下することが知られています。しかし、甲殻類のトロポミオシンは極めて熱に強い「耐熱性タンパク質」です。100℃で長時間煮沸しようが、180℃の油で揚げようが、そのアレルギー誘発能はほとんど衰えません。加熱調理したからといって安全性が担保されることは一切なく、むしろ出汁や油の中にアレルゲンが溶け出し、料理全体へ拡散する結果を招きます。
もう一つの深刻な誤解が「サプリメントのグルコサミンやキトサンは化学抽出物だから無害」という思い込みです。関節痛の緩和などで広く親しまれているグルコサミンは、主にカニやエビの甲羅に含まれるキチンを加水分解して作られます。製造各社は高度な精製を施していると主張しますが、微量に残存したタンパク質夾雑物が重篤な反応のトリガーとなった症例が学術論文で複数報告されています。甲殻類に対して強いアレルギーを持つ人は、「植物由来(トウモロコシ発酵等)のグルコサミン」であることが明記された製品以外は絶対に口にしてはなりません。