三角筋の起始停止と作用を完全解説!試験の覚え方から筋肥大まで
三角筋の起始停止と作用を完全解説!試験の覚え方から筋肥大までの特集記事をご紹介します。専門的な知識がチェックできます。
Q1:三角筋の起始停止を臨床やジムですぐに思い出す簡単な指標はありますか?
A1:自身の肩に手を当てた際、前側の「鎖骨の端」、真ん中の「肩の骨の出っ張り(肩峰)」、背中側の「肩甲骨の斜めの尾根(肩甲棘)」という3つの骨の突起をなぞり、それらが腕の外側真ん中(三角筋粗面)という1点に吸い込まれていくイメージを持つのが最も確実です。僧帽筋の停止ラインと全く同じ境界線から下へ生えていると覚えれば失念しません。
Q2:サイドレイズで肩関節を痛めないための角度設定はどうすべきですか?
A2:真横(真外側)ではなく、体幹から約30度前方の「肩甲骨面(スキャプラプレーン)」に沿ってダンベルを持ち上げてください。さらに、小指を高く持ち上げる内旋動作は避け、親指が天井をわずかに向くニュートラル〜微外旋位を保つことで、骨頭と肩峰の衝突を回避できます。
Q3:腋窩神経が麻痺すると、肩の動きにはどのような障害が現れますか?
A3:三角筋全体と小円筋の収縮力が失われるため、肩関節の外転(特に腕を真横から持ち上げる動作)が自力でほぼ不可能になります。また、三角筋外側の皮膚感覚(肩の外側パッチ領域)の知覚鈍麻や脱失が生じるため、徒手筋力検査(MMT)や知覚検査による迅速な鑑別が行われます。
Q4:筋肥大を目指す場合、前部・中部・後部でセット数の配分はどう考えるべきですか?
A4:ベンチプレスやショルダープレスなどプッシュ系種目を日常的に行っている場合、前部線維はすでに過剰な刺激を受けています。立体感のある美しい丸みを作るためには、「中部:後部:前部=4:4:2」程度の比率を目安とし、意識的に中部と後部の単関節種目(ケーブルサイドレイズやリアデルトフライ)の比重を高める配分が力学的に理にかなっています。