ローテーターカフとは?肩の痛みの正体と4大筋肉・五十肩との違いを解明

ローテーターカフとは?肩の痛みの正体と4大筋肉・五十肩との違いを解明についての真相をお届けします。

肩の痛みが数週間続く場合、整骨院での対症療法に頼るのではなく、高度な画像診断装置を持つ整形外科専門医の受診が不可欠です。レントゲン検査だけでは骨の変形しか確認できず、筋肉や腱そのものの断裂はMRI検査または高分解能超音波(エコー)検査でなければ写りません。近年はクリニックレベルでも高性能エコーが導入され、その場でリアルタイムに腱の断裂や滑液包の炎症を可視化できるようになっています。

整形外科における治療は、基本的に以下のようなステップで進められます。

ステップ1:保存療法の徹底(約3〜6ヶ月)
腱板が断裂していても、周囲の筋肉を再教育することで日常生活に支障がないレベルまで痛みを抑えられるケースは少なくありません。抗炎症薬の内服に加え、関節内や肩峰下滑液包へのヒアルロン酸注射やステロイド注射を行い、痛みを取り除いた上で専門の理学療法士によるリハビリテーションを実施します。

ステップ2:手術療法(関節鏡視下腱板修復術)
保存療法を数ヶ月継続しても激しい痛みが引かない場合、あるいは活動性の高い若年層・スポーツ選手で完全断裂を起こしている場合は、手術が選択肢に入ります。
現代の手術は、肩に数箇所の小さな穴を開けてカメラと器具を挿入する「関節鏡視下手術」が主流です。筋肉を大きく切開しないため体への侵襲が少なく、断裂した腱をアンカー(小さな医療用ネジと糸)を用いて上腕骨頭に縫い付けます。

術後は4〜6週間ほど装具による強固な固定が必要となり、スポーツ復帰までにはおおむね6ヶ月から1年の計画的なリハビリを要します。腱板は血流が乏しい組織であるため、一度手術をしたら翌日から動かせるというものではなく、骨と腱が生物学的にしっかりと生着するまでの時間を厳密に守ることが再断裂を防ぐ最大の鍵となります。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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