水が勝手に壁を越える衝撃の真相!サイフォンの原理と仕組みを徹底解説
水が勝手に壁を越える衝撃の真相!サイフォンの原理と仕組みを徹底解説に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
私たちが普段何気なく利用している道具や設備の中にも、サイフォンの原理は数多く組み込まれています。
代表格といえるのが、冬場に大活躍する灯油ポンプ(しょう油チュルチュル)です。最初に上部の赤いポンプを数回握ってチューブ内を灯油で満たせば、あとは給油タンクの液面がポリタンクより低い限り、手を離しても自動で給油が完了します。途中で止めたいときは、上部のネジを緩めて空気を入れ、管の満水状態を解除するだけで流れが止まる構造です。
アクアリウムを趣味にする人にとってはお馴染みの水槽の水換え用ホースも同様です。底に溜まったフンやゴミを水ごと吸い出す作業は、高低差によるサイフォンの吸引力を利用しています。
さらに、衛生的な生活を支える水洗トイレのサイフォン式排水トラップも見逃せません。便器内の水が一定量を超えて一気に流れ込むと、排水管内部が水で満たされて強力なサイフォン作用が発生し、汚物を一気に下水道へと吸い込みます。吸い込みが終わると空気が入り込んでサイフォンが破断し、再び一定量の水(封水)が溜まって下水の臭気を遮断します。