『赤毛のアン』あらすじと結末ネタバレ!名言や相関図を徹底解説
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学業でめざましい成果を上げたアンは、15歳で教員養成学校であるクィーン学院に入学します。宿敵ギルバート・ブライスとトップを争い、見事に首席で卒業。名門レドモンド大学への進学を可能にする「エイブリー奨学金」を獲得し、輝かしい未来が開けた矢先に、物語は最大の悲劇を迎えます。
マシューの急死|その理由と背景にあった金融破綻
心臓に持病を抱えていたマシューは、ある朝、新聞を広げた直後にショック死を遂げます。その理由は、カスバート家の全財産を預けていた「アビー管区銀行」の経営破綻(倒産)を報じる記事を目にしたことでした。長年汗水流して築いた貯蓄を一瞬で失った絶望と衝撃が、弱っていた心臓に致命的な打撃を与えたのです。
最愛の理解者を失ったアンとマリラの悲しみは計り知れませんでした。さらに追い打ちをかけるように、マリラの持病である眼病が悪化。医師から「無理な読書や針仕事を続ければ半年以内に失明する」と宣告されます。独り身で視力を失いつつあるマリラには広大な農場を維持する術がなく、愛着あるグリーン・ゲイブルズを手放す苦渋の決断を迫られます。
大学進学の辞退とギルバートとの劇的な和解
この危機に際し、アンは自らの輝かしいキャリアを投げ打つ決断を下します。エイブリー奨学金を辞退して大学進学を諦め、アヴォンリーに留まってマリラを支え続けることを誓ったのです。近隣のカーモディ校で教鞭を執りながら、通信教育で勉学を続ける道を模索しました。
ここで物語を大きく動かしたのが、ライバルであったギルバート・ブライスの行動でした。ギルバートはすでにアヴォンリー校の教師の座を獲得していましたが、アンが故郷に残ってマリラの世話をしたがっている事情を知ると、自らその職を辞退し、アンにアヴォンリーの教職を譲るよう理事会に働きかけたのです。
これを知ったアンは、かつて学校で石板を頭に叩きつけて以来、5年間にわたって頑なに拒絶し続けてきた意固地さを捨て、夕暮れの小道でギルバートに心からの感謝を伝えます。二人は互いに過去の過ちを許し合い、深い友情で結ばれた固い握手を交わしました。
窓辺からアヴォンリーの美しい自然を眺めながら、アンは「曲がり角の先には何があるかわからないけれど、きっと一番良いものがあるに違いない」と心の中で確信します。神への感謝と未来への希望を胸に抱くところで、第1作の幕は静かに下りるのです。