長月(9月)の本当の意味と由来!語源の真相や時候の挨拶・行事まとめ
話題沸騰中の 長月(9月)の本当の意味と由来!語源の真相や時候の挨拶・行事まとめについて、詳しいまとめを整理して公開しています。
長月には、古くから受け継がれてきた格式高い節句行事や、自然の恵みに感謝する風習が集中しています。現代の行事スケジュールと合わせて確認しておきましょう。
1. 重陽の節句(ちょうようのせっく / 9月9日)
五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の締めくくりとなるのが、9月9日の重陽の節句です。奇数は縁起の良い「陽の数」とされ、その最大値である「9」が重なることから極めてめでたい日と位置づけられてきました。菊の花を浮かべた「菊酒」を飲んで無病息災や不老長寿を祈る風習から、別名「菊の節句」とも呼ばれます。
2. 中秋の名月・十五夜(旧暦8月15日 / 新暦9月中旬〜10月上旬)
澄み渡る秋の夜空に浮かぶ満月を愛でる「中秋の名月」は、長月を代表する風物詩です。ススキを飾り、月見団子や収穫されたばかりの里芋をお供えすることから「芋名月(いもめいげつ)」とも称されます。農作物の豊かな実りに感謝を捧げる収穫祭としての側面も持ち合わせています。
3. 秋のお彼岸と秋分の日(9月20日〜26日頃)
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句の通り、秋分の日を中日とする前後7日間は秋のお彼岸です。太陽が真東から昇って真西に沈むことから、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も通じやすくなると考えられ、先祖供養を行い、おはぎを食べる伝統が定着しています。
俳句における季語としての「長月」
俳句の世界において「長月」は、三秋(秋全体)を通じた秋の季語として分類されます。深まりゆく秋の寂寥感や、澄んだ大気、長い夜の静けさを表現する際に重用されてきました。
- 「長月や 水の底なる 空の青」(小林一茶)
- 「長月や 門を出づれば 萩の風」(正岡子規)
これらの句からも、水面の透明感や吹き抜ける秋風など、五感で捉えた長月ならではの情景が鮮やかに伝わってきます。