側頭部を押すと痛い原因は?危険な病気のサインと受診科の判断基準
側頭部を押すと痛い原因は?危険な病気のサインと受診科の判断基準の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
側頭部の痛みを訴える患者の問診において、専門医が真っ先に確認するのが「局所性」、すなわち左右どちらか一方に偏っているかどうかです。
「側頭部 押すと痛い 右側」に多い生活習慣と構造的歪み
右側だけに限定して圧痛が現れる場合、日常生活における身体の使い方の偏りが直結しているケースが目立ちます。代表的な要因が「噛み癖」です。虫歯の放置や歯並びの影響で右側の奥歯ばかりで咀嚼していると、右側の側頭筋ばかりに過剰な負荷がかかり、筋膜が硬直します。さらに、日常的にスマートフォンを右耳と肩で挟んで通話したり、パソコンのマウス操作で右肩を常に緊張させていたりすることも、右側頭部の血流障害を加速させます。
「側頭部 押すと痛い 左側」と噛み締め癖・顎関節の不調
左側にのみ強い圧痛を覚える場合もメカニズムは同様ですが、加えて疑われるのが顎関節症と頭痛の密接な連動です。睡眠中の無意識な歯ぎしりや、日中何かに集中している際に上下の歯を無意識に接触させ続ける「TCH(歯列接触癖)」を持つ人は、成人の約半数に達するとされます。あごの関節円板のズレが左側に生じていると、左の側頭筋や咀嚼筋群に強い負担が集中し、耳の前から側頭部にかけて押した際の激痛となって表面化します。
また、左右どちらか一方のこめかみが脈打つようにズキズキと痛み、押すと一時的に痛みが和らぐような感覚がある場合は片頭痛の血管拡張が疑われます。一方で、押した瞬間に電気が走るような鋭い痛みが走る場合は、筋肉ではなく神経の興奮を考慮しなければなりません。